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先人の暮らしの知恵

2020年1月11日|カテゴリー「季節
今年も、インフルエンザの流行期に入りました。
今年は「なんとなくだるいが、熱はそう高くない」といった症状でも、インフルエンザに感染している方が多いように感じます。
少しでも心配な症状があればお電話でご相談下さい。

インフルエンザと思われる病気は平安時代の源氏物語にも出てくるようで、大正時代はスペインかぜ、昭和時代では香港かぜなどの大きな流行もありました。
その頃は、今のような迅速検査も、治療薬もない時代ですから、悪化して亡くなった方もたくさんあったようです。
ですから、昔はインフルエンザにかかわらず病気は怖れられ、かりん、はちみつ、うめぼし、くず湯・・・等々食べ物の工夫で病気を予防したり、症状を和らげる努力をしてきたようです。

また、今のように情報も入らず、電化製品もない時代だからこそ、食べ物だけでなく、様々な工夫をしながら生活していたのだと思います。
作物の採れない時期のために旬の野菜を加工・保存したり、田んぼ仕事のない農閑期にかごやムシロを編んだり薪割りをするなどの家作業。ものは風呂敷で包み、ご飯は腐らないように飯そう器と言われる竹かごに入れてかぜにさらす・・・・等々。
あらゆる知恵と工夫の詰まった暮らしですね。

今月より、待合室奥では、そのような時代の道具達を展示しています。懐かしく感じられる方もそうでない方も、先人の暮らしに思いを馳せてみて下さい。
        事務 UME
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