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天神様が連れてきた・・・

2017年3月5日|カテゴリー「お雛様
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私の生まれた出雲地方では、ひな祭りは男の子もお祝いします。男の子が生まれると、「天神様」が贈られます。

兄に贈られた天神様があるため、二番目に私が生まれたときには三人官女と五人囃子が贈られてきました。
ですから、私が小さい頃の我が家の雛飾りは、最上段に天神様1人、2段目に官女が3人、3段目にお囃子隊が5人。
友達の家のように「おだいり様とおひな様」が二人並んではいませんでした。すまし顔してるのは、天神様一人。
なんだか寂しい思いがしたものです。

その実家の雛飾りを毎年この時期、院内に飾ります。
玄関に「天神様」(写真中央)、三人官女と五人囃子は待合室に飾ってありますが、開院してまもなく患者さんが作って下った、おだいり様とおひな様が加わり、今は歌の通りの勢揃いです。(写真右下)
その後も毎年、患者さん手作りのおひな様が増え(写真左上・右上・左下)、院内はおひな様でいっぱいです。

天神様は、皆さんご存じの学問の神様、菅原道真公です。菅原道真は梅の花を大変愛していましたから、私の寂しさを察して
当院院長の名前(梅枝伸行)のごとく
「梅の枝を伸び行かせて」当院におひな様をたくさん運んでくださったのかもしれません。

こちらの地方では、ひと月遅れの4月3日にお祝いすることが多いようですので、院内にはもうしばらくおひな様を飾っておきます。
ご来院の皆様、どうぞお楽しみください。
              
             事務 UME

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