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笑顔になる入り口

2019年2月9日|カテゴリー「健康
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私は幼稚園の頃、登園する時間が近づくといつもなぜかお腹が痛くなりました。

幼稚園を休むことが決まると、すーっと痛みがなくなって元気になります。


近くのお医者さんにかかりましたが、特に異常はないと言われます。


ずる休みの疑いをかけられたりもしましたが、お腹が痛いのは本当なのです。そして、その後痛くなくなるのも本当なのです。


その時には、痛みが出る理由ははっきりわかりませんでした。

しかし、幼稚園のガキ大将O君が、先生に注意されておとなしくなった頃から、腹痛がおこらなくなったのです。

意識はしていませんでしたが、きっとそのO君が怖くて、毎朝症状が出ていたのだと思います。


胃腸の病気や、感染性の病気などで腹痛が起こるのは、明らかに病気ですが、

その頃の私のように、内臓の異常もなく、感染症でもない。でも、お腹が痛い。これも、確かな病気なのです。仮病ではありません。


心のSOSが、体に指令を出し、痛みなどのつらい症状となって知らせてくれている(*1)のだと思います。

 

皆さんは、検査で異常はなくても、頭痛や動悸がする、眠りが浅い、胃がキリキリするなどの症状が続いてつらいと感じることはありませんか。

心のSOSかもしれません。実際に、別の検査で病気が見つかる場合もありますし、生活習慣を変えたり、お薬を飲むことで症状が楽になる場合もあります。

 

体調がすぐれないと感じられたら、一度受診してみて下さい。

当院の診療理念は

「すべては患者さんの笑顔のために」です。


当院が、皆さんの笑顔を引き出し、元気になる入り口になるよう願っています。  


*1 最近ではこのような症状は「身体表現性障害」といわれています 


          事務  UME

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