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院長のひとり言~改元所感、令和に願う~

2019年5月5日|カテゴリー「院長のひとり言
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51日、新しい元号である「令和」の時代が穏やかに始まりました。


私は、昭和34年生まれで今年の4月で満60歳。令和を迎え、60年の人生のうち昭和を30.年、平成を30年と、偶然にも半分ずつ生きてきたことになります。言うなれば、昭和と平成のハイブリッド人間です。


昭和30年からは、未曾有の高度経済成長の時代であり、平成はバブルがはじけ、一転して低成長、停滞の時代でした。そして、平成の後半は、地震、水害などの天災が数多くあり、経済優先の考え方から、人と人とのつながりや家族の絆の大切さが見直された時代でした。自分の中でも、二つの時代の相反する考え方が混在しており、対立をすることがよくあります。


さて、令和はどういう時代となるのでしょう。今後、人口の少子化、高齢化が進んでいく中で、人々の価値観やライフスタイルがさらに多様化していくと思われます。そういった状況において、人と人とが分断されるのではなく、物事や情報を共有し、助け合あって共生をめざす時代になってほしいと思います。


外務省は「令和」の英語表現を「beautiful harmony」に統一すると決定したようですが、まさに「美しい調和」を追求していく時代になることを願います。


今年の57日で、当院はおかげさまで開院9周年を迎えます。令和の時代においても、大田市という地域の中で、関連機関や他職種との連携を深め、患者さんのいのちと生活を支える医療の輪(和)をさらに広げていきたいと思います。


※写真は、この連休中に尾道市、持光寺にて家族で作った「にぎり仏」の集合写真です。

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