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院長のひとり言2 七夕飾り

2016年7月3日|カテゴリー「院長のひとり言
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7月7日は七夕です。

 

当院では毎年、待合室に七夕飾りをします。

まず、笹竹の準備。

これは、職員の一人が毎年、自宅の竹山で丁度よい大きさの笹竹を探し、切ってきてくれます。

そして、「こより」。

当院の「こより」は、昨年までYさんという90代の患者さんが毎年作ってくださっていました。昔の和紙の事務用箋を使った「こより」です。私も小さい頃、障子紙を細長く切って七夕用の「こより」を作ったことがありますが、ふにゃふにゃのものしかできませんでした。Yさんのものは、ピンと立った芸術的な「こより」です。

Yさんは、今年の初めに体調を崩され、入院治療を受けられました。退院はされたものの、とても今年は「こより」を作られるのは無理だろうと思っていました。ところが、6月のいつもの時期に、たくさんの力強い芸術品を外来受診時に持ってきてくださいました。その「こより」を見て私は涙がでるほど嬉しく思いました。そして、Yさんの思いに応え、Yさんの回復を祈るためにも今年は例年以上の賑やかな七夕飾りにしたいと思いました。

七夕飾りは、8月7日まで飾ります。来院された患者さん、ご家族の方も是非、自分の願いを文字にして短冊に書いてください。そして、Yさんの「こより」を通して、好きな場所につるしてください。

私は、一番に短冊をつるしました。

「すべての患者さんに少しでも笑顔が増えますように」

院長 梅枝伸行

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